“ダサくないスーツの着こなしをするのであれば…”
仕事用またはドレスコードがある場所に行く時などに着用する事が多いスーツ。近年はスーツスタイルのカジュアル化も進み、着こなしの幅も広がってきました。
ですが、着こなしの幅が広がってきた分、間違った着こなし方も増えてきたような感じもします。
今回はそんなスーツのNGな着こなしについてまとめてみました。
当てはまる項目がある場合は今すぐ改善する事をおすすめします。
ダサいスーツの着こなし【ジャケット・パンツ】
サイズ感無視なパツパツスーツ
数年前まではスリムなスーツは流行ってましたが、2022年にこのサイズ感はNGになります。
前ボタンが弾けそうなほどスリムなジャケットや、ヒップラインをくっきり出したパツパツなパンツなど、スーツの着こなしに重要なサイズ感を無視したスタイルはダサいと言われる典型的な着こなしになってしまいます。
ポケット活用しすぎ
ジャケットの腰ポケットは、本来装飾のディテールとして付いているため、物を入れたりするのはNGです。重みや厚さでシルエットが崩れてしまいます。
またパンツのポケットも同様に財布やスマホを入れるのは基本NGとなってます。
ジャケットのボタン全留め
基本的にはシングルスーツの場合、1番下のボタンを留めるのはNGです。
ジャケットのフロントボタンは留めるとは別に装飾という意味合いもあり、下のボタンはその装飾用として取り付けられたものです。ジャケットのパターンからそのようなデザインで作成しているので、下ボタンを留めるとシルエットが崩れてしまいます。
ただ、少し例外があるとすればダブルスーツの際に”下1つ掛け”という着こなしのテクニックもありますが、初心者にはおすすめできません。
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しつけ糸付けっぱなし
ポケットやベント部分に付いてるしつけ糸は取るものです。
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ジャケットの袖とパンツの丈長すぎ
上記でも記したサイズ感と少し被るのですが、ジャケットの袖が長すぎると子供っぽく見えるし、パンツの丈が長すぎるとだらしなく見えます。
スーツのサイズ感黄金比は・・・
ジャケットの正しいサイズ感
・ジャケットの肩幅は、肩山と自分の肩の位置が合う
・ジャケットのウエストは、ボタンを閉めた時にその間に握りこぶしが半個分入るくらい
・ジャケットの袖丈は、腕をおろした時にジャケットの袖口からシャツの袖口が1.0〜1.5cmくらい出る
・ジャケットの着丈はヒップがちょうど隠れるくらい
ジャケットに関しては肩幅、袖丈、身幅、ウエスト回りを自分で把握し、大きくもなく長くもなく小さくもないサイズに調整しなければなりません。
パンツの正しいサイズ感
・パンツの腿幅は、しゃがんだ時にぴったいするくらい
・パンツの丈は、靴の甲に裾が触れるか触れないかくらいの長さ
・パンツのウエストは、へその少し下で手のひらが入るくらい
パンツならウエスト、腿幅、丈、裾幅を同じく大きくもなく長くもなく小さくもないジャストなサイズを選べば正解のファッションにより近くなるとおもいます。
ですが、近年のパンツは腿幅(ワタリ)が広めで、丈が少し短めが主流になってきました。よりトレンド感を表現したいのなら挑戦してみるのもオススメです。
ジャケパンについては
近年は主流になってきたジャケパン(ジャケットとパンツが別のこと)
おしゃれなイメージがありますよね。ですがジャケパンにも着こなしのNGは多々あります。
詳しくは・・・
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ダサいスーツの着こなし【シャツ】
ドゥエボットーニやトレボットーニはNG
数年前に流行しましたが2022年にこのシャツを着ていると間違いなくNGな着こなしになってしまいます。
台襟が高くなっており、イタリア語でドゥエボットーニは二つボタン、トレボットーニは3つボタンの意味。
折り返したら別生地・二重襟
上記画像でもあるように、袖を折り返したら別生地のシャツはダサいのでやめましょう。また襟が二重になってるシャツもNGです。
なぜこのようなデザインにしたのか不思議ですが、たしかに数年前までは着ている人がいました。が、2022年では完全にNGです。
ネクタイゆるゆる
プレーンノットやウィンザーノットなどネクタイの結び方は多々あります。また襟に合わせた結び方や剣先の長さなどもネクタイ選びは重要になってきます。ですが、総じて首元がゆるゆるになってるネクタイの結び方はNGです。
高校生や水商売風の方には多いのですが、あなたが大人のスーツ着こなしをしたいのであれば、ネクタイはしっかり締めるべきです。
インナー透け
シャツのインナーにはTシャツや肌着を着る方も多いと思われますがそのインナー、または同様にインナーにロゴの入ったTシャツや柄がある場合、それが透けて見えるととてもダサいです。気をつけましょう。
柄シャツ
着こなしによってはかっこよく見えるかもしれませんが、ビジネスシーンや女性受けはしないでしょう。
シャツはシンプルに白でシワも汚れもなく、清潔感があるような物をおすすめします。
ダサいスーツの着こなし【足元】
「オシャレは足元から」とも言われてるように、足元はとても大事な項目です。
裾がダラダラ
パンツの丈が長すぎて靴にかぶさってると、だらしなく見えてしまいます。
パンツ丈は靴に触れるか触れないかくらいの長さに調整し、すっきりしたイメージにする事をおすすめします。
靴下が合ってない
ダサくないスーツの着こなしをするのであれば、靴と同系色で無地の靴下を選ぶのがベターです。
柄が入っていたり、明るい色の靴下をワンポイントに履きこなす上級者もいますが、間違うととんでもなくダサくなってしまうのでおすすめはできません。
靴下の長さ違い
説明不要。見ただけでわかるダサい靴下の履きこなし方。
清潔感のない靴
靴の寿命は約1、2年と言われてます。
ソールがすり減っていたり、くたびれた感がある靴はそれだけで着こなしにマイナスポイントを付けてしまいます。そして汚れているのは論外です。
近年のスーツスタイルの特徴は?
冒頭でも記したように、近年のスーツスタイルはカジュアル化が進みつつあります。ジャケパンやインナーをTシャツ1枚にしたり、スーツにスニーカーなどがその代表的な着こなしでしょう。
また、サイズ感に関しても最近ではビッグシルエットやオーバーサイズなどの少し大きめサイズが主流になり、その流行りはスーツスタイルにも影響しているとも言えます。
そんなトレンドも踏まえながら、2022年用のスーツスタイルを演出してみてはいかがでしょうか?
ダサいスーツの着こなし今回のまとめは・・・
- サイズ感無視なパツパツスーツ
- ポケット活用しすぎ
- ジャケットのボタン全留め
- しつけ糸付けっぱなし
- ジャケットの袖とパンツの丈長すぎ
- ジャケパンについては
- ドゥエボットーニやトレボットーニはNG
- 折り返したら別生地・二重襟
- ネクタイゆるゆる
- インナー透け
- 柄シャツ
- 裾がダラダラ
- 靴下が合ってない
- 靴下の長さ違い
- 清潔感のない靴
上記に当てはまらなければダサいスーツ着こなしと言われる可能性は低いでしょう。
今回も最後までご覧いただき有難うございました。