“無地に近いチェック柄なので、そこまで派手な印…”
英国調のクラシックなムードを漂わせるグレンチェックは、着こなしを格上げしてくれるアイテムのひとつです。ですが、「柄モノは興味はあるけどハードルが高くて手を出しづらい…」という方も多いのではないでしょうか?
今回はそんなグレンチェックのアイテムを使った着こなしをまとめてみました。
グレンチェックとはどんな柄?
英国の昔ながらの伝統的なチェック柄のひとつである『グレンチェック』は、スーツやコートの生地によく使われる柄でもあり、見たことがある方も多いでしょう。
グレンチェックとは、ハウンドトゥース(千鳥格子)とヘアライン(髪の毛のような細い線)を組み合わせた複合柄の事で、正式には『グレナカート・チェック』とも呼ばれてます。
ぱっと見は大きなチェック柄で、ユーロトラッドな代表的柄でもあり、ファッション性も優れている。
グレンチェックを拡大したような大きな格子柄のものは『グレンプレイド』と呼ばれ、イギリスのウィンザー公が王子時代に好んだ柄であったことから『プリンス・オブ・ウェールズ・プレイド』という別称もあるらしい。
王道な色は黒と白で構成されたモノトーンですが、ブラウン系やブルー系の色味で配色されたグレンチェックも人気です。
ギンガムチェックとの違いは?
上記でも記したようにグレンチェックは複合柄、に対してギンガムチェックは縦横とも同じ太さの縞模様でできたシンプルな格子柄です。
主に白地になっていて、グレンチェックより明るく見えるのが特徴です。
グレンチェックより可愛いらしく見えるので、メンズというよりレディースファッションに取り入れられる事が多いです。
グレンチェックは派手で着こなしにくい?
チェック柄と聞くと、柄モノのイメージが先行して派手な印象をお持ちではないでしょうか?
グレンチェックは基本的に柄の入り方が細かく、そこまでインパクトのある柄ではないので、近くに寄って見ると細かいハウンドトゥースが確認できるぐらいで遠目から見るとくすんだグレー地に見えます。比較的無地に近いチェック柄なので、そこまで派手な印象は与えません。
色使いもシンプルな色数に絞ったものがほとんどなので、その色と組み合わせればコーディネートの難易度はさほど高くない柄です。
グレンチェックの着こなし【メンズ】
グレンチェックアウター
ブラウンとレッドは好相性は組み合わせなので、差し色として使ってみるのはどうだろうか?
スーツ
遠目ではわからないくらい控えめなグレンチェックスーツ。ですが、ジョージクルーニーの大人な雰囲気がありますのでちょうど良いのかもしれない。
ジャケット
白黒のグレンチェックが苦手な方は上記画像のような灰色と黒のグレンチェックならどうでしょうか?よりシックで大人の雰囲気を醸し出せます。
グレンチェックジャケットをカジュアルに着こなすなら、ニットにバックパックも◎
ドメニコ・ジャンフラーテ氏のグレンチェックジャケットの着こなしはシンプルなモノトーンの組み合わせ。ですがパンツの丈だったりワイシャツの着こなしで上級者らしく仕上がってるのは流石だ。
こちらもファッショニスタのニック・ウォースター氏。
ネクタイも同色の柄が入っているが、インナーに取り入れたカーディガンでメリハリを加える事で事故ってない。こちらも流石上級者の着こなし。
無地に飽きたらグレンチェックを取り入れてみては?
今回はグレンチェックの着こなしについてまとめてみました。
無地に飽きたけど派手な柄は好まない方におすすめな柄です。また比較的オールシーズンで着用できるので、組み合わせの幅も広いです。ただ…やっぱり柄なので着こなしには注意も必要。今回の記事が参考になれば幸いです。
今回も最後までご覧いただき有難うございました。