『ジョン・ロブ』が大人を魅了して止まない理由

革靴の王様と言われたジョンロブの魅力とは?

お洒落は足元からと言われてるように靴選びや手入れは大人のお洒落にとってとても大切です。

現在メンズシューズブランドは有名な物でも数百ブランドはあると言われてます。

そんな中でもシューズブランドの王様と言われてるのが『ジョン・ロブ』です。

靴好きなら一度は聞いた事があるブランドではないでしょうか?

今回はそんなキングオブシューズブランドのジョンロブの魅力についてまとめてみました。

ジョンロブの始まりは?

ジョンロブ(英語: John Lobb)はイギリスで創業した靴の製造、小売を行う企業、および同社のブランドである。

ジョン・ロブ氏

創業者であるジョンロブ氏は1829年イギリスで生まれる。

その後ゴールドラッシュの影響でオーストラリアに移住し、紳士靴の職人として活動する。

その後イギリスに戻り、1866年にビスポークの靴専門の工房をロンドンのリージェントストリート296番地に開設。

ジョンロブは元々靴作りの技術と才能はオーストラリア時代でも開花していたが、その高いレベルでのステッチのこなしなどはロンドンでも認められ、ロイヤルワラント(英国王室御用達)の称号を獲得。

そんなジョンロブは工房開設間もないのに、政治家や財界エリートなどのいわゆるロンドンの上流階級向けのビスポークの靴を多く手がけた事で瞬く間にその名を広めた。

ジョンロブの危機を救ったのはあの有名ブランド

イギリス王室御用達となったジョンロブの業績は好調。

2代目となった経営者はパリに支店をオープンさせ、現在でも人気の”WILLIAM”や”LOPEZ”などのモデルも、この時に生まれた。

だが、そんなジョンロブの好調は長くは続かなかった。

やがて大量生産やコスト削減に力を入れてしまったために本来の姿が消えつつあり、そして経営難にまで陥ってしまったジョンロブはパリの支店を閉鎖する決定をしました。

だが、その時に声を掛けてきたのが『エルメス』でした。

エルメスは馬具メーカーからスタートしたため、革製品の技術に関しては他のブランドより長けている。

そんなエルメスから見たジョンロブの技術は確かなものでした。

そう思ったエルメスは、ジョンロブのブランド商標権を買取り、ジョンロブは同じグループとして活動していく事となりました。

そして現在のジョンロブ

エルメスグループに参加後もジョンロブの名前が衰える事はなく、王室や特急階級の人々にはピスポークの靴として人気でした。

そんな人気ブランドだったために「ジョンロブの既成靴には需要があるのでは?」と考えたエルメスは、今までにはなかったレディメイド(既製ライン)をスタートさせました。

これが世界最高峰の既成靴「ジョン・ロブ・パリ」の起源となる。現在日本で販売されているジョン・ロブは、全てこのジョン・ロブ・パリのものを指す。

ジョンロブパリ

ロンドンのジョンロブは?

本家でもあるロンドンのジョンロブは、現在でもピスポークの専門店として『ジョンロブ・ロンドン』または『ロンドン・ロブ』と呼ばれ、セントジェームス通りで創業家によって経営されています。

ジョンロブ本家

入り口にはジョンロブの伝説の始まりとも言える、ロイヤルワラントが現在も掲げられているという。

ジョンロブ・パリのこだわり

キングオブシューズと言われるだけあった、既成靴だとしてもジョンロブのこだわりも確かな物です。

まずは基本となる素材の革。

同じ革でも動物の首の部分はシワが入っており、少しだけ縞模様に見えてしまう事があるので、あまりよくないとされてます。そのためジョンロブが使用するのは高品質と言われてるお尻の部分。

だがそんな高品質の革をそのまま使うのではなく、フルグレインレザーという動物の皮の表皮を削ったすぐ下の層を使って作られます。

ジョンロブのこだわり

この革は皮本来のナチュラルな質感はそのままですが、耐久性は高く、履いていくに連れて包み込むように馴染んでいきます。

まさに高級靴には最適な素材と言えるでしょう。

そんな最高の素材を選び抜かれた革靴の職人たちが丁寧で確かな技術でひとつひとつ完成させていく。

そうしてジョンロブの靴は生まれるのです。

ジョンロブ

ジョンロブをコーデに取り入れるなら

ジョンロブは革靴の王様だけあって、やっぱりスーツやジャケパンスタイルと好相性です。

それだけで品格と大人を魅力を醸し出してくれる。

ジョンロブ

ビジネススタイルの黒のスラックスに合わせたジョンロブ。

シックで大人の雰囲気を醸し出せる。

ジョンロブ

アズーロ・エ・マローネな組み合わせでも、ジョンロブなら落ち着いた英国紳士風な装いに。

ジョンロブ

強気なストライプなら、柔らかな印象を与えてくれるスエードのジョンロブがおすすめです。

ジョンロブ

こちらはカジュアルにジョンロブを取り入れた組み合わせ。

靴下で遊び心をプラスしても子供っぽくならないのはジョンロブの魅力があるからだろう。

上記のようにコーデに取り入れるなら、その品格を落とさないような装いを心がけたい。

『大人を魅了して止まないジョンロブ』・まとめ

今回はジョンロブの魅力についてまとめてみました。

大人を魅了し続けるジョンロブは、その確かな技術とこだわった素材、トラディショナル、またファッションコンシャスな要素を取り入れる事によって唯一無二の存在を確立してきたのだろう。

そこがジョンロブが大人メンズを惹きつける魅力なのではないでしょうか?

今回も最後までご覧頂き有難うございました。