メンズの春ボーダーコーデ
春に近づくにつれてファッションも明るい色合いや軽い服装になりつつあります。
そんな春コーデの定番アイテムともいわれるボーダー。
男女問わず人気なボーダーは毎年春のトレンドでもありデザインなども様々です。
今回はそんなボーダーを取り入れたメンズの着こなしとおすすめブランドをまとめました。
ボーダーの由来は?
現在ファッションなどで使われてるボーダーは、もともと『ボーダーライン』のボーダーが由来とされてます。
“何かとの境界線”との表現が正しいかは微妙なところですが、”線を引く”との表現は同じで、同じ線を何度か引いた縞模様をボーダーと表現するのがわかりやすいとおもいます。
ジャケット+インナーボーダー
ジャケットのインナーをシャツじゃなくボーダーのカットソーでカジュアルダウン。
ネイビージャケットともリンクしたボーダー柄は煩わしくなく参考にしたい着こなし。
サファリジャケットを春らしく着こなすなら御方のようにインナーにボーダーカットソーがおすすめ。
全体的にカジュアルで軽い装いに。
セットアップ+インナーボーダー
ネイビーのボーダーカットソーは潮の香りが漂うマリンテイストに最適。
リネンのセットアップと合わせればリゾート感も演出できる。
素足履きのローファーは、より”遊び”を取り入れた大人の余裕も感じさせてくれます。
同じセットアップでもこちらはネイビーなのでタウンユースに最適。
白+ネイビーのボーダーとネイビーのセットアップはボーダーの王道な着こなし方。
白スニーカーで軽快かつ爽やかな春コーデが完成。
ボーダー+グレスラ
ゆとりのあるボーダーカットソーとグレースラックス。
足元は定番なスタンスミスで合わせたシンプルなボーダー使いコーデ。
アウターなしなら春先に最適ですね。
ボーダー+デニム
ボーダーとの組み合わせで王道はやっぱりデニム。
好相性のデニムはネイビーのボーダーとのコントランスさえ調整すれば統一感も出る。
王道の組み合わせなのでサングラスやアクセサリーなどの小物で他との差別化も必要。
ボーダー小物
めずらしいタイプのボーダー柄ストール。
シンプルなコーデにプラスしたい時におすすめな小物。
ボーダー柄のネクタイならbizもマリンスタイルに。
ボーダーおすすめブランド
ORCIVAL(オーシバル)
1939年フランス・リヨンでチャールズ・バルト氏がフランス中部にある小さな村の名前を使ってマリンTシャツのORCIVALブランドをスタート。
バスクシャツなどで有名なオーシバルは男女問わずに人気なブランド。
・Saint James(セントジェームス)
セントジェームスは、フランス北部ノルマンディー地方にあるSAINTJAMES市にて1889年に誕生しました。地元の漁師や船乗りたちの仕事着であるマリンセーターの生みの親で、そのスタイルは現在のセントジェームスのシャツの原型となっています。
ボーダーの定番ブランドといえばセントジェームス。
意外なボーダーの歴史とは?
忌み嫌われるボーダー
意外なことに西洋では早い段階、10世紀ぐらいには縞模様は忌み嫌われる者に貼られる目印のような役割を持たされていたようです。
宗教画でカインやユダ、キリストの父である聖ヨゼフ(聖ヨゼフは歴史的にかなりぞんざいな扱いを受けていた)などが宗教画などで体の一部に縞模様を身に着けさせられていることなどから推測できます。
また社会的に蔑視された職業、死刑執行人、売春婦、道化師などは縞模様の衣服を身に着けることを義務付けられていました、犯罪者などが牢獄で着せられる獄中着も縞々です、ルパンが刑務所に入れられた時着てるあれとかたしかに縞々ですね。
18世紀頃までそんな縞模様に対するイメージがあったのだが・・・
縞模様の持つイデオロギーを決定的に変えたのがアメリカの英国からの独立です。アメリカの国旗が持つ横縞は自由の象徴となってフランス革命へと受け継がれます。
その後のボーダーは・・・
蔑視の対象から自由の象徴へ
1789年、フランスでは三色旗(当初横縞だった)が革命の象徴として街の至るところで見られるようになります。人々はこぞって縞模様を身に着け、縞模様はプロパガンダとして大きな役割を果たしました。
今では一般的にファッションで用いられるボーダーにも古い歴史があったんですね。
今回も最後までご覧頂き有難うございました。