【ブーツの種類】スーツにブーツはアリなのか?

“ブーツの種類も様々あり、基本的にフォーマルな雰囲気で…”

ビジネススタイルにおいての足元の定番といえばローファーやビジネスシューズなどの革靴ですよね。ですが、近年はオフィスカジュアルとの言葉もあるようにビジネススタイルもカジュアル化されてきました。

スーツにスニーカーを取り入れるのがわかりやすい例です。

そして、季節は冬に近づくにつれて足元も寒くなってきます。

そんな時にスーツにブーツを取り入れてみるのはいかがでしょうか?

今回はそんなスーツにブーツを取り入れる着こなしはアリか?ナシか?についてまとめてみました。

スーツにブーツはアリ?

スーツに合わせるブーツは種類によってアリかナシかに別れます。

シックでフォーマルなスーツスタイルにシャープなチェルシーブーツは最適ですが、カジュアルすぎるワークブーツなどは合わないですよね。のように種類によってはスーツにブーツもアリになります。

ではどんなブーツがスーツにアリなのでしょうか?

スーツにアリなブーツの種類

チェルシーブーツ(サイドゴアブーツ)

起源は1830年頃と言われてるチェルシーブーツとは、サイドにゴムを入れフィット感があるブーツの事です。近年ではサイドゴアブーツとの呼び名の方が一般的です。

サイドゴアブーツ

フォーマルでスーツに最適なブーツですがカジュアルブーツな側面もあり人気なブーツです。着こなしに取り入れやすいのがその特徴で、また内側サイドがゴム生地になってますので着脱が簡単にできる事も人気のひとつでしょう。

サイドゴアブーツ

サイドゴアブーツ

素材は革やスエード、色合いも黒や茶などが多くスーツとの組み合わせも◎秋冬のビジネススタイルにおすすめのブーツです。

チャッカブーツ

ポロ競技の競技時間の単位を”チャッカ”と呼び、そのポロ競技に用いられた事からチャッカブーツと呼ばれるようになった説が有力ですが、名前の由来は諸説ある。

チャッカブーツ

チャッカブーツの特徴は、2~3組のひも穴があり、つま先革と腰革の2パーツで作り上げたくるぶし丈ほどのブーツです。

チャッカブーツ

チャッカブーツ

チャッカブーツ

素材はレザーやスウェードを使用した上品なルックス。スポーツが由来のためフォーマルすぎずカジュアルすぎないので、シックな装いからカジュアルダウンしたスーツスタイルにも最適なブーツです。

ジョッパーブーツ

19世紀頃に乗馬用のショートブーツとして誕生しました。細身でプレーントゥなデザインで、くるぶしを1周するレザーストラップがついてるのがその特徴です。

ジョッパーブーツ

このレザーストラップは、乗馬運動において激しく動いても脱げたいしたいように取り付けられました。また切れてしまうこともないように太めに作らてます。

くるぶしに巻き付けたストラップと固定するためのバックル、それがそのままデザイン性として現代のジョッパーブーツとなってます。

ジョッパーブーツ

裾幅が細かったり短丈じゃなければくるぶし部分が見えないので、上記で記したサイドゴアブーツと雰囲気は似てます。足を組んだ時などのくるぶしが見えた時、ディテールに違いが見えるのもジョッパーブーツの魅力のひとつですね。

ダブルモンクストラップブーツ

クラシカルなスーツスタイルにはもはや定番ともなっているモンクストラップですが、そのブーツバージョンです。

ダブルモックストラップブーツ

紐なし靴でドレス感もあり、スーツとの相性も◎

ダブルモックストラップブーツ

素材も革だけでなくスウェードやヌバックなどもあり、着こなしによってチョイスしてみるのもアリですね。

レースアップブーツ(外羽根・内羽根)

前開き部分を紐で閉め編み上げたブーツの総称。デザインによってはとてもドレッシー雰囲気もあるので、ドレスブーツとも呼ばれてます。

レースアップブーツ

外羽根とは、紐を通すハトメを取り付けてる革部分が甲の上に縫い付けられたデザインの事で、別名でダービーやブルーチャーとも呼ばれてます。どちらかというと着脱しやすい機能性も取り入れたブーツですが、アッパーが控えめでトップエンドが細身であればスーツにもアリです。

レースアップブーツ

内羽根とは反対にハトメ部分の革が甲と繋がっており、内側に閉まるデザインの事です。内羽根式の場合、羽根部分がしっかり閉まるので上品でよりフォーマルな雰囲気。もちろんスーツとも好相性です。

レースアップブーツ

レースアップブーツ

上級者ともなれば、あえての短丈にレースアップブーツを取り入れる着こなしも。マンネリ化してきたら挑戦してみてはいかがでしょうか?

スーツにナシなブーツの種類

反対にカジュアルすぎるブーツはスーツには合いません。例えば・・・

ワークブーツ

レッドウィングなどが有名なワークブーツなどは、労働用のブーツとして誕生したので、丈夫な作りなゆえに武骨さがありカジュアルです。

ワークブーツ

デニムやチノパンなどのカジュアルなパンツとは相性が良いでが、スーツなどフォーマルな着こなしにはNGです。

カントリーブーツ

19世紀頃の英国貴族たちが、田舎(カントリー)でのハンティングなどで使用した事からその名が付いたブーツ。

カントリーブーツ

紐の締め上げはレースアップブーツやワークブーツと同じですが、穴飾りやピンキングといったデザインがカントリーブーツの特徴です。

エンジニアブーツ

上記で記したワークブーツの一種ですが、元々は鉄板などが入っている安全靴として誕生しました。現代ではファッション性を取り入れ、よりタウンユースで活用しやすくなりました。

エンジニアブーツ

細身のパンツをインする着こなしにも最適です。

ミリタリーブーツ

その名の通り軍隊が使用していたブーツの総称です。コンバットブーツ、タクティカルブーツ、ジャングルブーツ、などもミリタリーブーツと言えます。

ミリタリーブーツ

ミリタリーブーツをミリタリー系なパンツに合わせるとミリタリーを強く強調しすぎたコーデになってしまうので、ここではデニムやワークパンツなどで中和させる着こなしがおすすめです。

ムートンブーツ

保温性があり見た目にも暖かみを与えてくれるムートンブーツ。ムートンとはフランス語で羊毛のこと。かかとがなくリラックス感もあるので休日コーデなどに頻繁に使われるブーツ。

ムートンブーツ

可愛げな雰囲気があるので女性には人気ですが、大人メンズには不向き。当然スーツにはNGです。

スーツにアリとナシなブーツ

今回はスーツにアリなブーツとナシなブーツの種類をまとめてみました。

アリなブーツ

・チェルシーブーツ(サイドゴアブーツ)

・チャッカブーツ

・ジョッパーブーツ

・ダブルモンクストラップブーツ

・レースアップブーツ(外羽根・内羽根)

ナシなブーツ

・ワークブーツ

・カントリーブーツ

・エンジニアブーツ

・ミリタリーブーツ

・ムートンブーツ

ブーツの種類も様々あり、基本的にフォーマルな雰囲気でシックなデザイン、シンプルなブーツはスーツと好相性だが、カジュアルで武骨なデザインは不向きです。

オンオフで調整してみてはいかがでしょうか?

今回も最後までご覧いただき有難うございました。